何か久々になってしまいました。まあ理由としては
聖なるかなやってたり
すくぅ~るメイトやってたり
某所で開かれるSS大会用の原稿を書いていたからなんですが。
と、いう事で聖なるかなクリアしました。
最後までストーリーはぐだぐだ。どこぞの読者アンケート至上主義週刊跳躍漫画雑誌を読んでいるようなその内容は読んでいてうんざりしました。心底。ネタバレの為詳しくはいいませんが、テンプレートの繰り返しを恥かしげもなくやってのけるそのセンスに脱帽。あと、別に漂流教室にした意味全くなかったよね。
それと別にヒロイン別ENDになんてしなくて良かった気がするのですが。物凄く不自然なんですよね。個別ヒロインルートに入っていくくだりが。その流れで他の女とくっつくのかよ、みたいな。
これならむしろストーリー上の分岐を設けて、ヒロインは基本ハーレム、ルートによって若干の出入りあり。みたいな感じにした方が良かったと思います。最後ちょろっと変わるシナリオとHシーンの為だけにプレイし直すのは非常に面倒くさいですし。てか好感度くらい表示しろ。
難易度は後半に行くにつれてどんどん下がっていくので肩透かしでした。ラスボスもシナリオでの小者っぷりもさることながら戦闘でもまったく危なげなく倒せてしまいましたし。
ただ難易度が低い分、気に入らないキャラクターは別に使わなくてもクリア出来るというのは良かったです。私はこの手のゲームをプレイする際、能力以上にキャラクターの好みで出撃ユニットを決めてしまうので。
クリア時のレベルを見てみたら、ユーフォリア、カティマ、ナルカナの三人がレベル30で他主力はみんなレベル二十後半なのに対し、スバルはレベル21、ヤツィータとソルラスカはレベル17しかなかったですからね。
つか野郎に経験値あげるなんて勿体無い。 絵だけは前作に比べてまともになっているんですけどね。キモウトも大分気持ち悪くなくなっていましたし。でもなんで妖精たちとのHシーンがないのかと。前作のあれ、今回も期待していたんですが……。
シナリオ&テキストはSLGメインだから許される出来。
SLGはエロゲーだから許される出来。
なのにHシーンはゲーム時間に比べて圧倒的に少ない。
なんというか、全てが中途半端な作品でした。SLGもシナリオもテキストもそれ単体で見れば落第点。エロにしてもそれだけでどうこう出来るような代物じゃない。何か一つとびぬけた物があればそれで良かったと思うんですがそれが何もないんですよね。どういった作品を作りたかったのかしら?
SLGを楽しみたければコンシューマや光栄の作品を買ったほうがいいし、エロやシナリオを楽しみたければわざわざこんな長いSLGをプレイする必要はどこにもないと、そう思うわけです。
そして結局、この作品のタイトルはナルカナと掛けて附けられたとかいう寒いものだったのでしょうか、気になるところではあります。