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批評空間の点数:74点


 発売日に購入したものの、前作のトラウマからどうにもプレイ意欲が湧かず発売から一ヶ月近く時間を置いてのプレイとなった本作。結果的にはこれが大正解でした。
 というのも、私は最初寧々ルートを最後プレイしようと思っていたのですが、他のユーザーの話を聞くとこの寧々ルートが非常に評判が悪かったので予定を変更して二番目に攻略してしまう事にしたのです。
 どうしても最後にプレイしたルートは記憶に残りやすいですからね。あんな胸糞悪いルートを最後にプレイしていたら作品全体の評価も今より大分悪い物になっていたと思います。
 複数ライターの作品には珍しい事ではないのですが、ルートによって出来の大きく異なる本作。センターに鎮座しシナリオ的にも一番優遇されている寧々ルートに大きく足を引っ張られた印象の非常に強い作品でした。

 と言っても寧々というヒロインが駄目なわけではありません。むしろ共通ルートをプレイした時点では四人のメインヒロインの中で一番魅力的に映ったのが寧々でした。しかし、そんなヒロインの魅力は個別ルートによって木っ端微塵に打ち砕かれてしまった印象です。
 なんというか、肝心な部分で雑な印象を受けるシナリオでした。特に気になったのが魔法の発動によって別れる事を知ってしまってからの二人の行動。
 いや、お前らあっさりと諦め過ぎだろ、と。
 ちょっと手段を模索してそれが駄目だとわかるとあっさり切り替え最後の思い出作りに移行するので二人して悲劇に酔っているだけにしか見えませんでした。
 RESTARTの展開が最初から企画にあったのでこの辺適当に済ませたんでしょうが、魔法なんてものがある以上どうとでもやりようはあるように思えちゃうんですよね。
 そんなわけで寧々ルートの終盤は悪い意味で二人だけの世界に浸った安っぽい茶番にしか見えませんでした。

 しかし、更に質が悪かったのがその後に始まる寧々ルート後半部分とも言えるRESTARTでした。

 RESTARTをクリアし終えて心に残ったのはなんとも言えない薄ら寒さでした。
 魔法の効果が発動し、今の世界と別れを告げ彼女の望んだ(?)世界へと精神だけ飛んでいった寧々。彼女はそこで一度は離れ離れになった柊史と再び出会います。寧々の事は知らなかったこの世界の柊史でしたが元の世界の柊史が持たせた心の欠片によって寧々との記憶を思い出し無事二人は再び結ばれましためでたしめでたし。
 ……なのですがね、私にはこの寧々の柊史に対する愛情、ある種の狂気にしか映りませんでした。
 というのもシナリオを読んだ限り二人の柊史は決して同じ人間ではなく姿形が同じだけの別の人間に過ぎないんですよね。心の欠片にしてもあくまで記憶を移植したに過ぎず、記憶を思い出したわけではないので寧々と別れた以降の柊史の記憶は心の欠片には入っていません。いくら寧々との記憶を持っているとしても二人の柊史はれっきとした別の人間なのです。
 しかし寧々は新たな恋人である柊史が元の柊史と同じ人間であるとしか認識しておらず無邪気に新たな恋人との愛を育みます。これが狂気で無くて一体何なのか。

 失った恋人と瓜二つの人間にかつての恋人の記憶を移し元の恋人が返ってきたと喜び新たな恋人とする。


 近未来物のSFとかでありそうというのがプレイ中に浮かんだ感想でした。死んでしまった恋人を模して作ったアンドロイドに恋人の記憶を移植するとか探せばいかにもありそうです。

 柊史ではない柊史と新たな恋を育む寧々。一見幸せいっぱいの甘々なのですが、上記のような理由で額面通りには二人のいちゃつきっぷりを受け止められずただただ寧々の歪んだ愛情だけが印象に残るシナリオでした。
 こういうシナリオも書き方によっては味が出て良いのでしょうが、少なくともこの作品でやる必要があったようには思えません。
 これだったらシンプルに柊史も同じように魔法を使い寧々のいる世界へ追いかけていくとかで良かった気がします。まあ、好みの問題もあるのでしょうが……。
 

以下他のヒロインルート毎の感想

憧子
 最初にクリアしたヒロイン。良くあるパターンの話ですよねという以上の印象は残っていません。どこかで見た、何処にでも有る話という感じ。寧々と同じく共通ルートでは輝いていたのですが個別ルートではその魅力を十全に披露しているようには思えませんでした。残念。
 悪い意味で印象に残ったのがラストの結婚云々。取って付けたような発言で非常に安っぽい印象を受けました。同じように結婚の話をするめぐるルートでは全然そんな印象は受けなかったんですけどね。この辺は書き方の問題なのでしょうか。
 良くも悪くも凡作と言った印象のシナリオ。点数着けるなら60点くらい?


和奏
 サブヒロイン扱いであまりシナリオの分量は無いですがきちんと纏まっている良シナリオだったと思います。
 というかこの作品、魔女設定と深く絡まない部分程よく出来ている印象なんですよね……。



 紬ルートの感想をあさっているとやたら「ばぶみ」という言葉が目についたのが印象的。つまりはまあ、そういう事です。
 印象に残ったのが主人公の過去の回想。家に訪ねてきた担任の教師とクラスメイトから『他人の気持ちを感じ取れる』故に感じてしまった強烈な吐き気。
 他者の偽善っぷりを上手く表現しており柊史が『魚の死んだような目』をするに至ったであろうエピソードの一つとして短いながらも上手く書かれていたと思います。
 他のルートでもこういったエピソードは挿入して欲しかった気はしますが、そういった偽善からかけ離れた位置にいる紬との対比という意味でもこのルートに入っているのが一番相応しかったのでしょうね。
 シナリオとしては紬とアカギの意外な接点など、シンプルではありますが綺麗に纏まっていた印象。
 何より紬というヒロインの魅力を十二分に発揮できていたのが素晴らしいですね。
 めぐるルートに次いでお気に入り。

めぐる
 全ヒロインの中で群を抜いて評判が良かったため攻略を最後に取っておいたのですが大正解でした。
 とにかく甘々でヒロインの魅力をこれでもかと見せつけるようなシナリオ。ゆずソフトに求めていた物を具現化したようなシナリオであり文句の付け所がありません。このルートだけなら最低でも90点は付けたいところです。
 寧々ルートなどと違いあくまで二人の恋愛を物語の中心に据えて書かれているのが良いですね。魔女に関するエピソードも無駄な事はせず綺麗に纏まっていて良かったです。
 また、告白してから即セックスに雪崩込まなかったのが好印象。付き合い始めてキスもした。だけどセックスはまだ出来ない。でもしたい。そんな微妙な時期の二人の心情が上手く描かれていました。
 最近のエロゲーだと告白したと思ったらそのままセックスまで間を置かずに行ってしまうシナリオが多数ですからね。そんな中でこのめぐるシナリオは輝いて見えます。
 主人公の能力に関してもめぐるシナリオが一番綺麗に消化できていましたね。なかなかに心憎い展開でした。



 他、主人公の父親がいい味出していた印象。あのキャラ自体はあまり好きではないのですが息子の彼女とのやり取りの場面でひたすらニヤニヤ出来ました。主人公の両親は行方不明がデフォのエロゲ業界ですが、もっとこういうのが増えて良いと思います。
 ちょっと期待はずれだったのが主人公の能力の扱い。めぐるルートでは上手い事使えていたと思いますし、紬ルートでのエピソードも良かったと思いますが、もっと色んなパターンで自分の能力と向き合う主人公を見てみたかったです。

 全体としてみるとやはり寧々ルートが足を引っ張っている印象の作品でした。純粋な出来の問題もありますが、それ以上に彼女のシナリオが優遇されているのが問題。
 シーン数一つとっても彼女だけ他のヒロインに比べ倍以上用意されていますからね。シナリオの出来が良ければそれでも良いのでしょうがRESTARTなどひたすら真顔でプレイしていたので、そこでいくらえっちいシーンを入れられたところで嬉しくもなんともありませんでした。その枠めぐるや紬に譲ってくれよと。

 めぐるか紬シナリオのライターに寧々も書いてもらっていれば全然違った事になっていたのになあと、そんな心残りを強く感じてしまう作品でした。

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