【はるるみなもに!】情報ページ公開中! Nanawind第四弾「春音*アリスグラム」応援中! こいのす☆イチャコライズ 『フユウソ -Snow World End-』を応援しています! ★『お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか?』 身捨つるほどのエロゲはありや レビュー「WHITE ALBUM2」 忍者ブログ

ぶち応援中
ま~まれぇど新作第11弾『お家に帰るまでがましまろです』 『おとれな』を応援中!
拍手ボタン
プロフィール
HN:
アミーゴ
性別:
非公開
カテゴリー
アクセス
アーカイブ
バナー
身捨つるほどのエロゲはありや 身捨つるほどのエロゲはありや
リンク
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 Leaf往年の名作WHITE ALBUMの名を冠した本作。一つの物語としてみるのなら抜群に良い出来だったと思います。
 男一人と女二人の三角関係。しかも女二人は親友同士。と、何処にでも転がっていそうな題材でありながら、ライターの丸戸史明氏はそんな在り来りな題材を非常に魅力的に調理してくれました。
 特に素晴らしく感じたのはヒロインの描写でしょうか。感情を欠落させたヒロインが主流となったエロゲ業界に於いて、喜怒哀楽をきちんと備えたヒロインはそれだけで新鮮に感じられますが、それだけがヒロインが魅力的に見えた理由では無いでしょう。
 三角関係という間柄にある三人の間に流れる独特の空気が、物語の節々にひっそりと描写される感情の機微によって絶妙に表現されていました。登場人物が絞られている分、一人一人がしっかりと丁寧に描かれていて非常に感情移入しやすくなっています。雪菜の滲み出る黒さとか、かずさの愚直な犬っぷりとか堪りませんね!

 物語としては序章という事もあるのでしょうが、非常に計算し尽くされ書かれているという印象です。ジャンルは全く違いますが推理小説に通じる部分があるとでもいうのでしょうか。各所に散りばめられた小さな伏線がきちんと収束していく過程はある種の爽快感さえ感じさせました。まあ、多少演出過多な気もしますが。
 また、序章とはいうものの、きちんと一つも物語として完結しており単品でも十分楽しめる出来になっています。というかむしろ、ここで終わらせるのが一番美しいのではないか、といらぬ心配をしてしまう程。

 と、物語としては文句のつけようのない作品でしたが、エロゲという商品として見た場合にはあまり高く評価出来ないというのも正直な所です。
 とにかくコストパフォーマンスが悪い。初回限定版定価5800円の本作ですが内容を加味しない適正価格は精々半額程度でしょう。
 シナリオは一本道で選択肢は一切無し。二週目に多少シーンが追加されますがそれも精々数カ所。Hシーンは一回のみでCGの枚数も少なくプレイ時間は十時間に届くか怪しいところ。堂々と分割商法を宣言しているその心意気は良いのかもしれませんが一ユーザーとしてあまり気分の良いものでもないのは確か。しかもそんな内容なのに頻繁にディスクチェックを要求してくるのも癇に触ります。いやまあ、商売としては正しいんですけれどね。

 エロゲというより絵附きの小説といった感じの作品ではありますがそれを理解した上で購入するのなら文句無しにお薦め出来る作品だと思います。もちろん、値段に納得出来ることが条件ではありますが。




この記事へのコメント
お名前:
タイトル:
文字色:
メールアドレス:
URL
コメント:
パスワード:
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック :
応援中
ブログ内検索
最新記事
リンク
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
Twitter
カテゴリー
RSS
[PR] 忍者ブログ [PR]
Designed by ST
PR