先日発売されたヤンデレ大全、一通り読んでみたんですが
朝倉音夢がヤンデレじゃないとはどういう料簡だ!?
あれがヤンデレじゃなければ何がヤンデレなのかと。そう問わずにはいられません。ほか、
柾木茜や、
京谷透子、
国見絵麻といった面々がラインナップされていない点も不満。わざわざ同人やラノベからキャラ引っ張ってくる前に他にいくらでもヤンデレはいるでしょうに。
全体的に無難に纏めすぎていて思っていたよりつまらない本でした。ブームだからって無理やりつくった感が拭えません。
まあ一番の問題は知っているキャラがほとんどいないって事なんですが。ツンデレ大全は紹介されたヒロインの過半数は知っていたんですが、ヤンデレ大全は十人ほどしか知っているヒロインが居ませんでした。それというのもこのヤンデレ大全、ラノベやアニメヒロインの占める割合が結構大きいんですよね。アニメはともかくラノベとなると完全に門外漢なのでヒロインはもちろん作品のタイトルを聞いてもさっぱりわかりません。
というか、ラノベってヤンデレが多いんですね。多いだけであまり良さそうなのは居なさそうでしたが。ラノベ系ヤンデレの特徴なのか、やたら理由附きでヤンデレ化するヒロインが多いせいで。
嫌いなんですよね、ヤンデレに限らず狂う事に理由を求めようとするのが。幼少期に虐待されましたとかレイプされましたとか両親から愛情を注がれませんでしたとか。そんな理由附けなんかしてくれるなと、切に思います。処女や童貞、貧乏人が自殺しようとしてもそれはただの間接的他殺であって自殺にはならないといった人がいますが、ヤンデレもこれと同様に悲劇的背景があるヒロインではヤンデレではなくただの狂ったヒロインにしかならないと、そう思うのです。
ただ愛するが故に。ヤンデレがヤンデレたる理由なんてそれだけで十分だと思うのです。憎しみなんて愛に一番近い感情なんですから。