本の価値というのは面白いか、面白くないかの一点に集約されると思います。
面白いと言っても単純に読んでいて楽しめる小説から知識欲を満たされるという意味で面白みを感じられる辞書の類まで色々あるわけですが、取りあえず面白くもなんともない本などに価値などないぞと。
何が言いたいのかというと純文学などと言われる小説をありがたがって作品やその作者を崇め奉っている連中は馬鹿じゃないのかと。
辞書を引くと純文学の欄には
【大衆文学・通俗文学に対して、読者に媚(こ)びず純粋な芸術をめざした文学作品。】
などと書かれていますが、これもいかにも他の小説を見下しているようで気分が悪いです。
そもそも、小説なのに芸術をめざした文学作品というのは「綺麗な排泄物」「やさしい殺人犯」などと言っているようで非常に違和感を覚えてしまいます。しかし、太宰治が純文学作家に名を連ねていたのには驚きました。大衆作家のイメージしか無かったので。教科書に載るようになるとイメージも変わるんでしょうか?
閑話休題
買って絵だけ見てそのまま放置していた
かにしののVFB、ラジオドラマが附いていたので試しに聞いてみました。
本校編と分校編の二本立てだったのですが聞いていて驚きました。本校編の方が面白いのです。
いや、確かにゲーム本編では本校編の方が文句無く面白かったんですが、どう考えても
健速氏(祝!
こなかな再販)とラジオドラマの脚本というのはミスマッチだろうと。ラジオドラマは大抵番外編的な位置づけでシリアスよりもギャグテイストな作品が多いので尚更に。
それが予想外に(失礼)オチまでついたしっかりとした作品に仕上がっていたのでこれは嬉しい誤算でした。
もっとも、分校編の出来が悪すぎるせいで本校編が面白く感じているだけかもしれませんが。
健速氏とは違い
丸谷氏はラジオドラマの脚本なんかはぴったりだと思っていたので、そのあまりの駄目っぷりに吃驚でした。
正直、本校と分校、逆の人が担当しているのかと思いました。 私の認識が間違っていたと言う事なのでしょうか……。
E×E、やっとラスト一人にまで漕ぎ着けました。未だに目的のブツまでたどり着いていません。
とにかく主人公がばかの子なので読んでいてストレスが溜まるこの作品。一部シナリオでは「事件? 何それ?」って感じで普通の学園モノストーリーが展開されていくんですが「全編これで良かったんじゃね?」 と思うのは私だけでしょうか?
ぶっちゃけライターは燃えだのシリアスだのを書くには実力不足だと思います。設定には振り回されている感じだし、ヒロイン以外のキャラクターに致命的に魅力が欠けている。大人しく
オーガストや
ういんどみるみたいな脳みそ使わないシナリオにしとけばよかったのに。
絵は好きなので次回作は普通の学園モノでも作ってもらいたいところです。