赤月みゅうと先生六冊目の単行本「なつみつ×ハーレム」
五話構成+番外編の表題作「なつみつ×ハーレム」が収録されています。
都会での生活に疲れた主人公『ユウキ』が五年ぶりに訪れた実家のある田舎町。妹の『ナツミ』と共にかつて一緒に遊んだ三姉妹の家で彼女たちと夏休みを過ごす事になります。
やがてナツミを始めに四人の少女全員から誘惑を受ける事になり……。
五年ぶりの再会を喜び積極的に身体を求めてくる妹の『
ナツミ』
積極的で子供時代からユウキと『秘密の遊び』していた長女の『
イツカ』
普段は恥ずかしがりやでまともに目も合わせないが夜は一転して積極的になる三女の『
カナタ』
ユウキの事が好きだけどなかなか素直になれずにいた次女の『
ハルカ』
最後はお約束の5Pハーレム。
赤月みゅうと先生の作品というとエロ漫画らしからぬレベルでストーリーに凝っているのが特徴的で今作もその辺は力が入れられていて良くあるエロ漫画とは一線を画した不思議な雰囲気の作品に仕上がっています。ただし、前作美少女クラブ程ストーリーが全面に出ているわけではないのでエロとのバランスが崩れておらずエロとストーリーとが上手いバランスで融合している印象です。また、ストーリーに力を入れていると言ってもエロ漫画にありがちな陳腐なダーク展開にはなっておらず読む人をあまり選ばない印象。
長編という事もあってかヒロイン一人一人を掘り下げてセックスまでを描いているのでハーレムセックスが今までの作品に比べて少ないのが残念ですが内容自体は今までと同様非常にエロティックに出来ています。特にキスの描写が上手くて良いですね。
また、一話あたりもページ数が一般的なエロ漫画に比べて多く、その分一回のセックスが非常にねっとりと描かれているのも好印象。
エロ、ストーリー共に申し分の無いお薦めの一冊です。