体験版の内容としては本編の二章まで(一時間強程度?)とくっそ短いお試しHシーンが一つ。
感想としては
①主人公がどうしようもなくキモい
②システム周りがクソクソアンクソ
③奇乳
の三つが主なところでした。
とにかく主人公が何かにつけて爺ちゃん爺ちゃん連呼してうざかったのが非常に印象的。マザコンファザコンはよく居ますが祖父コンってなんぞこいつ。
で、その祖父の教えとやらで最初は戦う事に積極的ではない主人公。この時点でかなりうんざりしているんですが、
「俺には戦う理由がない。戦う理由が無ければ刀は抜かない。師匠の教えなんだ(ドヤァ」
とか偉そうに宣言するものの、安い挑発を受けてあっさりキレて抜刀。キレるのに掛かった時間はわずか四クリック。お前は瞬間湯沸器か何か?
偉そうな事言っておいてこの体たらく。小物臭が酷くてどうしようもありません。こんなんだったら最初から刀抜かせておいた方がよっぽどまともだったと思うのですが……。
なんというか、バトル物主人公のテンプレートの悪い部分だけ踏襲したような感じでカッコよさを微塵も感じさせない主人公でした。てか爺ちゃん爺ちゃん言ってる印象しか残ってません。
システム面に関しては戯画らしくわりと痒い所に手が届く感じでさらに同じ戯画作品の設定をインポートする事が出来たりと良い感じなのですが基本的な部分がイマイチ。特に気になったのは二つで一つは演出をクリックでスキップ出来ない事。そしてもう一つはスキップ解除のレスポンスが極端に悪い点。スキップ中にマウスをクリックしてもスキップが直ぐに止まらず二三ページ程度進んでからやっと止まる感じです。些細な点ですが非常にストレスに感じました。
まあこの辺はPCの環境にも左右されるのでしょうが……。
最後の奇乳というのはこんな感じで。
いや、大きなおっぱいは嫌いじゃないんですけどね。ちょっと身体とおっぱいのバランス悪すぎじゃねーかと。
関係無いですがこのCGのシーンはお約束の脱衣所鉢合わせなんですが、図らずも初対面の相手の裸を見てしまった主人公、最初その事に対して一言も謝罪しないんですよね。次の日の顔合わせでもスルー。その次で言い訳をグダグダと言った挙句やっと謝罪の言葉が口から出てきました。祖父は孫に剣の道の前に人の道っていうものを教えるべきだったと思います。
なんか悪い点ばかり書いてきましたがテキスト自体は悪くない出来ですし、ヒロインもそれなりに可愛く描けているのでそこまで酷い作品というわけではないと思います。特に千景は良いキャラしてて良いですね。
ただ、短いプレイ時間でも主人公が非常に不愉快なキャラクターだったのでそこがどうなるかはかなり心配ですが。主人公のウザさは最初の方が酷かったので後半まともな人間になっていく筈……だと良いなあ。