毎年言っていますが積みゲーが同じくらいあるので暫定評価です。
――良作――
くれよんちゅーりっぷ ~ちどりとこるりの誘惑授業~ アグネスに向け宣戦布告。主砲一斉発射。メインヒロイン二人がキャラ立ちという点で不満が残るものの、三角形型体型のヒロインが素晴らしすぎる。
少交女 上の作品とは対照的に世相に日和った印象を受けるものの、紳士的な変態っぷりは健在。
むしろ絵を補うようにテキストで頑張っている。変態的な意味で。
のーぶる☆わーくす 改心したゆずソフトのこれが実力だ!
トンデモシナリオ路線から華麗な変身を遂げたゆずソフトが送る優良萌えゲー。
攻略ヒロインの選定に納得いかない事を覗けばケチの附けようがない作品。
黄昏のシンセミア 妹ゲーともてはやされ実際そのとおりだと思うけれどこの作品の真骨頂は年少組二人と絡みだと思います。一体どうして3Pルートをきちんとした形で実装しなかったのか。
妹が悟りを開いていて逆に背徳感から縁遠いのは良い事なのか悪い事なのか。
WHITE ALBUM2 -introductory chapter- 続きまだー?
はるかぜどりに、とまりぎを。2nd Story ~月の扉と海の欠片~ 中古価格は暴落はもはやブランドの恒例行事。前作ほどとんがった作品では無いけれど全体的に手堅く纏めてきた作品。
処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー 前作よりインパクト不足の感はあるもののそれなりのクオリティは維持。シナリオの起伏の小ささは人によっては評価を下げるかも。
ぜったい遵守☆強制子作り許可証!! あの設定でハーレムルートが追加ディスクにしかないのはどうしても納得行かない。
声優に不満が残るものの、気になるのはそれくらい。優秀な抜きゲー。
キッキングホース★ラプソディ パッケージの「ハニカム文庫」という文字が実に上手くこの作品を表していると思う。
コンパクトに纏まった優良なイチャラブゲー。優良過ぎて場合によっては劇薬に変化する危険性有り。
――楽しめました――
暁の護衛 罪深き終末論 シナリオは勢いはあるものの支離滅裂。テキストは面白い部類。ヒロインは全体的に魅力的で宜しい。舞可愛いよ舞。
修正パッチという名の削除パッチは斬新過ぎて正直どうかと思うけど。
あまつみそらに! 淫妹の威力をまざまざと見せつけた作品。あの乳は良いものだ。
シナリオ的には可もなく不可もなく。正直妹しか印象に残っていません。
ク・リトル・リトル ~魔女(オトメ)の使役(フレ)る、蟲神(テンシ)の触手(ユビサキ)~ かたわ&触手ゲー。属性の無い人は評価を下げる必要あり。
クオリティは低くない。ただしそれはゲテモノとしてのクオリティ。
恋色空模様 シナリオライターが暴走したとしか思えない作品。前半の共通ルートは分量半分で良いと思います。
個別に入って居てからのいちゃらぶに力を入れていれば物凄く評価高くなったんじゃないかと思われ。
返す返すも勿体無い作品。
シュガーコートフリークス クオリティは高いものの作品としても面白さはそれなり。きちんとした作品を作ろうという意思が伺え印象が良いものの、商売が上品過ぎる気がする。
リトルウィッチの復活マダー?
BUNNYBLACK ここの所残念な作品を連発していたキャラだけれど本作で幾分調子を取り戻した模様。ただそれもまだリハビリ中といった感じなので過度の期待は禁物かもしれない。
星空のメモリア Eternal Heart 珍しくきちんとファンディスクしている作品。ボリュームに若干難があるものの、本編の補完はしっかり出来ている。
あとはこれで親子丼があれば……。
絶対★妹原理主義!! 妹に掘られたり監禁されたりする抜きゲー。シナリオは安っぽい事この上なかいけれど。抜きゲーでそんな物を求めてはいけない。
ひのまるっ ギャグ色の濃い作品。爆笑できるかと言われれば目を逸らす他無いけれど全体として見たら悪くない出来。
ヒロインのキャラの立ち具合が良かったです。
クラ☆クラ ~CLASSY☆CRANBERRY’S~ 抜きゲー。シナリオはお飾り。絵が気に入れば買えばいいし、そうでないなら何の価値も無い作品。
桜花センゴク~信長ちゃんの恋して野望!?~ 戦国ものという事で色々突っ込みたい箇所は多々あるけれどまあそれなりの出来。
想像よりもシリアス色が強かった事が意外で残念。
恋神 -ラブカミ- ルートによって出来不出来の差が激しい。擦り合わせにもう少し時間かけてもいいと思います。
全体的に悪くは無いもののパンチに欠ける印象。
――もう少しばがんばりましょう――
Chu×Chuアイドる2 -melodies×memories- ヴィジュアル面が前作よりやや劣化した印象。過去作との接点が比較的多く、ブランドに馴染みの深い人には楽しめるかもしれない。
テキストもシナリオも悪くは無いが良くも無い。凡作と言ってしまえばそれまでの作品。
戦女神VERITA よくも悪くもいつものエウ。
シナリオライターはタクティクスオウガをプレイして、シナリオパクればいいと思います。
面白い面白くないより、シナリオライターの頭の悪さが目立つ作品。学校の勉強って大事だと思うんです。
リアル妹がいる大泉くんのばあい バカゲーかと思ったのにラスト変にシリアスな方向へ話が流れていき結果残念な事に。画竜点睛を欠くとはこの事か。
気楽に楽しめる妹ゲーを期待していたのに……。
VenusBlood -EMPIRE- シナリオ面での弱さは否めないけれど、遊べる抜きゲーとして考えればそこそこのレベル。
個人的にはロリふたなりがあるだけだ大満足でした。
――残念ファンディスク――
さくらのしっぽ~さくらテイルファンディスク~ ボッタクリファンディスクその1。とにかくしょぼい。ひたすらしょぼい。
某有名アニメ監督にインスパイアされた内容が注目されたりしたけれど、それくらい。
ねこねこソフトの無料お返しディスクの方が数倍内容が充実していました。
真・恋姫†無双~萌将伝~ オフィシャル同人という言葉が頭を過る。
挿入歌「深紅の呂旗」は今年のベストエロゲソングに挙げてもいい出来だけれど、目についたのはそれくらい。
ぶっちゃけ漫画のアンソロ本の方がレベル高い気がする。
乙女に祝福を ロイヤルブーケ ボッタクリファンディスクその2。これも内容がしょぼすぎる。
ユーザーのニーズを理解したうえであえて喧嘩売るようなその姿勢はまさに誰得。
――残念賞――
アッチむいて恋 女装主人公ものとして期待していたら痛い目見ました。
笑わせようとする努力の跡が見受けられる点だけは評価出来ると思います。
あかときっ! -夢こそまされ恋の魔砲- 脱衣バトルというシステムは面白かった。このシステムを十全に活かす方向で作品をつくっていれば素晴らしい作品が出来たかもしれない。
シナリオの足の引っ張り具合が目立った作品。
お嫁さん候補があらわれた! コマンドは? 萌え系抜きゲかと思ったらシナリオが残念な事に。安っぽいシリアスシナリオを挿入する理由が全く分からない。
エロ多めのバカゲーとして作っていれば良い線行ったと思うのだけれど……。
戦極姫2 ここまで手抜きが目立つ作品も珍しい。手っ取り早く楽して金が欲しかったと言われれば頷いてしまう。
前作に比べてネタになる程酷くなく、かといって遊べるほど良くも無い。いろんな意味でつまらない作品。
――絵だけゲー――
恋と選挙とチョコレート 注目度では本年トップといっても過言ではないと思われる。
「エロゲーはシナリオ糞でも絵が良くて宣伝さえすれば売れる」という業界の現実をまざまざと見せつけた作品。
あれだけ宣伝に力を入れていたのに、シナリオライターが素人なのはその事を喧伝する為だったんだよ!
失われた未来を求めて 絵は文句の附けようがない。シナリオは文句しか附けられない。
この絵を使って抜きゲー作れば、みんな幸せになれると思うんです。
廻り巡ればめぐるときっ!? 何も知らない人間に企画書だけ渡して即興でシナリオ書かせたと言われても納得するレベル。
――駄作――
よう∽ガク ~妖学園の未来は会長次第!?~ エロがやや多いのが唯一の救い。
シナリオは酷い以外の言葉が浮かばない。逆にわざとつまらなく書いてるんじゃなかろうか。
なないろ航路 テキストが純粋につまらない。もうちょっと文章のテンポとか考えることは出来ないのだろうか。
原画家が多い所為で絵も微妙さが漂う。全てが低レベルで安定した作品。
淫辱都市/堕天の贄 抜きゲーなのに無駄にシナリオ頑張ろうとして見事に大コケしている作品。いや、力入れるべきはそこじゃないから!
すくぅ~るメイト2 前作に比べるとヒロインの個性が激減。その所為か人工少女シリーズに近い印象。もう少しアクセント附けられなかったんだろうか。
それにしても、もう少しシステムをスマートにして欲しいところ。
こんそめ!~こんびねーしょん さむばでぃ~ シナリオライターの引き出しの少なさが目立つ一品。過去作とキャラクター造形が被る被る。
過去作をプレイしていなければもう少し楽しめたかも?まあそれも癖の強いテキストが許容出来ればの話だけれども。
よついろ★パッショナート! 設定は面白そうだったけどタウンページとタメを張れるレベルのテキストのつまらなさが致命的。本当に勿体無い。
秋空に舞うコンフェティ 前作に比べほぼ全ての面で劣化。健速はどう考えても置き場がない!ではなく、この作品のシナリオを書くべきだった。あと、今年一番声優の使い方が下手だと思った作品。
置き場がない! そもそもこの企画でシナリオライターを健速にするというのが間違っていたと思う。イチローを八番ファーストで使うレベル。
――見える地雷――
三極姫 ある意味期待を裏切らない出来。参考文献の欄があったらウィキペディアと書かれていそう。というか、記述を見る限り、ほぼ確実にウィキの参考にしている。
三国志の参考資料ぐらい経費で買ってやれよ。
――クソゲーオブザイヤー――
色に出でにけりわが恋は ういんどみるはもうシナリオ公募すればいいと思う。絶対その方が面白い作品作れるから!
2009年は
夏ノ雨を年間ベストエロゲに挙げたわけですが今年は一つ挙げるとなると甲乙つけ難いです。上位の作品どれもあと一歩足りない印象。
比較的抜きゲーよりの作品に良作の多い一年でした。あと地味に良い妹が多かった一年でもあったかも。美唯とか絢音とかさくやとか美琴とか。
気になったのはファンディスクの質の悪さ。去年もそんな傾向でしたが、てっとり早くお金を稼ぐ為に作った、という印象の作品が実に多い気がします。ファンディスクという名称に違和感を感じてしまう今日この頃。