上半期の総括になります。今年も既に半分終わってしまったんだとしみじみ。
――優秀作品――
WHITE ALBUM2 -introductory chapter- 往年の名作の名を冠した続編。
と言っても前作とも接点はアクセント程度で殆ど無く、これ単体で十分楽しめます。
浮気、嫉妬、三角関係大好きな私にとっては素晴らしいとしか言いようのない作品。絶妙な塩梅で滲み出るヒロインの黒さを陳腐なヤンデレ量産しているライターは見習うべき。
はるかぜどりに、とまりぎを。2nd Story ~月の扉と海の欠片~ 前作主人公の父親が主人公な珍しい続編作品。アクの強かった前作に比べると色々と物足りない印象だけれどヒロインはキャラ立ってていいし、例によって例のごとく中古価格が暴落しているのでコストパフォーマンス高し。
処女はお姉さまに恋してる 2人のエルダー これまた評判良かったおとぼくの続編。
全体的にストーリーの起伏に乏しく、ともすれば物足りなさを感じてしまう作品だけれど、全体的に過不足無く無難な仕上がり。でも、どうしても優雨と初音が攻略ヒロインじゃ無いことに納得できない。
史とかいらないから!ぜったい遵守☆強制子作り許可証!! 馬鹿抜きゲー。ハーレムルートがソフマップ限定パッチにしか無いというのは色々おかしいと思う。
声優に不満があるけれど抜きゲーとしては優秀な出来。沙羅かわいいよ沙羅。
――楽しめたけど何かが足りない――
暁の護衛 罪深き終末論 永遠の未完の大作。作品としてのクオリティが非常に残念。むしろ残念なのは製作陣の頭の中か。修正パッチで声が無いところに声を追加するんじゃなくて、声の無い部分をまるごと削除とか斬新過ぎる。
取り敢えず舞が可愛かったのであとはどうでもよろしい。
あまつみそらに! 妹が可愛かった。以上。
ク・リトル・リトル ~魔女(オトメ)の使役(フレ)る、蟲神(テンシ)の触手(ユビサキ)~ 無理にグロとか狙った印象。イメージとしては嬉々としてゲテモノ料理を客の前に出す料理人。
ヒロインが全員かたわだった以外は意外と普通の作品。
恋色空模様 力を入れるところをおもいっきり間違えていると思う。人気絵師引っ張ってきたんだからそれを活かす方向に舵を切れと。
共通ルートが長すぎてヒロインとのあれこれがやたら尺短くなっているのはどういうことか。前半力入れすぎて後半やっつけ仕事。問題なのは力を入れたからといって良いものが出来るわけでは決してないこと。
ヒロインは全員キャラ立っていてよかったけれど、それより何より友人キャラのうざさならトップレベル。削除パッチとは言わないから処刑パッチが欲しい。
シュガーコートフリークス 相変わらず作品のクオリティは高いもののお話としては平凡な出来。シナリオライターよりも企画に原因があると思われ。
こういう作品作っていれば会社も潰れるわと変に納得。好きなんですけどね。
星空のメモリア Eternal Heart ややボリュームに不満があるものの、本編の補完という意味ではそれなりに完成したまともはファンディスクだとは思う。夢が奥さんでメアが娘とか最高ですよね。なのに何故親子丼g(ry
ひのまるっ ギャグはそれなりだったけれど全体的に思い切りが足りず、どっち附かずになっている印象。あ、妹は可愛かったです。
戦女神VERITA 折角めずらしい遊べるエロゲなのに相変わらず頭悪そうなシナリオ&頭悪いテキスト。ライターは国語と歴史の勉強を重点的にするべき。
――もう少しばがんばりましょう――
戦極姫2 前作はいろんな意味で話題になっていただけに、今作は微妙すぎる。
若干手直しされているとは言えまだまだ微妙なクオリティなのでネタにするにも、マジになるにも中途半端。
乙女に祝福を ロイヤルブーケ 色々とお約束を無視しまくりで逆に感心。
値段と内容が吊り合っていないぼったくりファンディスク。
リアル妹がいる大泉くんのばあい おるごぅるの絶作としてはやや残念な印象。
色々良い意味で残念な内容で面白かったんだけれど、ラストがやっつけ過ぎる。あの終わり方はありえないと思う。少なくともこの作品では。
よう∽ガク ~妖学園の未来は会長次第!?~ シナリオは酷いの一言。漫研の中学生に書かせたってもうちょっとなしな物が出来ると思う。
エロ重視でヒロインが可愛かったのだけが救い。
――凡作――
アッチむいて恋 笑わせようとしているっぽんだけど、色々盛大に滑りまくっている。
女装主人公ものとして期待したんだけれど、おとボクとは雲泥の差。というか、比べるべきでは無かった。
――迷作――
こんそめ!~こんびねーしょん さむばでぃ~ この作品の楽しみ方。頭のおかしい主人公ともっとあたまのおかしいシナリオライターを見て、「ああ、頭おかしいなあ、こいつら」と冷笑を浮かべる。以上。
――駄作――
廻り巡ればめぐるときっ!? シナリオライターが途中で逃げたと専らの評判。内容の見る限りそのとおりだと思う。シナリオは残念すぎてどこから突っ込んだら良いのか分からない。
――愚作――
色に出でにけりわが恋は 最近思いついた恐ろしい仮説。もしかしてういんどみるのスタッフは自分たちの作る作品が面白いと思っているのではないだろうか?
だとしたら、シナリオライターがいくら変わっても、変わらずに安定して作られ続ける糞つまらないシナリオにも納得出来る。というか、そうでもなきゃここまでつまらない作品を出し続ける理由がないだろうと。
きっとういんどみるがつまらない作品を出し続けるのは根本的な感性の問題があるのだろう。
――その他――
すくぅ~るメイト2 まともに動かなかったのでPCの買い替え準備に入る事になりました。
箸にも棒にも掛からないような作品がはいくつかありましたが、全体としてみれば平均点は高いほうでしょうか。上位陣が続編作品ばかりなのがやや気になるところです。