意図したわけでもないのに巨乳組から順番に攻略している事に気づいた今日この頃。ということで
ヨスガノソラレビュー三回目はメイドこと初佳シナリオです。
……の予定だったんですが書いている途中で断念。初佳シナリオもこの後に書く予定だった瑛シナリオもわざわざ書くような内容が乏しくて書いたとしても前回、前々回と似たような事が大半を占めてしまうんですよね。
特に初佳シナリオは全体的にシナリオが薄っぺらいこの作品の中でもトップクラスの薄っぺらさを誇ります。わざわざ攻略キャラにする必要があったのか疑問を感じる程度に。成り行きでHしました。付き合うことになりました。昔の男が出てきて動揺しましたが雨降って地固まるでした。めでたしめでたし。
初佳シナリオこれで終わりです。どないせいと。別に起伏の乏しいストーリーが悪いとは言いませんがそういうシナリオで面白いものを書けるほど力量のあるライターじゃないんですよね。大仰な設定や奇想天外な展開でも用意しておけば中身スカスカのシナリオでも誤魔化しが効くし勢いだけでなんとかなりますが、こうも平坦なお話だとそれも難しいですし。
あとこのシナリオは親友キャラの一番の見せ所だったっぽいんですがそっちもいまいち。普段のウザさとシナリオでの見せ場のバランスが取れておらず結局ただのウザいキャラのまま。こんな男と友人やっていられる主人公は人間が出来すぎていると思います。
瑛シナリオはそれに比べたらまだまとも。肝心の出生時のエピソードの話の作り込みが多少甘い気はしましたが。あと中盤露骨なミスリードが多すぎ。
残念だったのはメイン格(と思われる)ヒロインだったのにキャラクターがいまいち薄い事と過去の主人公とのエピソードが意外と少なかった事。主人公との過去のエピソードは結局出生時のエピソードの伏線以上の意味が無かったわけですが、この辺もう少し内容を膨らませていたらと思います。
キャラクターに関しても一応常に笑顔を貼りつかせているある意味「怖い」キャラクターをアピールしていましたが、それって穹と微妙に被っている上に向こうの方がインパクト強いから完全に食われてしまっている印象です。まあ、穹が真ヒロインなので致し方無いといえばそうなのですが。
まあ、穹が居てくれてよかったね、瑛がメインヒロインじゃなくてほんとよかったねというお話。穹のおかげで売上随分と変ったんだろうなあ……。