戦極姫の石田二成見ていて思いだしたんですが、昔、信長が実はフタナリで明智光秀達とくんずほぐれつなんて小説があったんですよね。それもライトノベルとかじゃなくて
某文学賞の大賞なんぞを貰っている作品なわけで。なんというか、文学小説もエロゲも書いてる事大して変わらんなあと。そういう意味じゃ「Fateは文学」なんて文言も強ち的外れな意見とはいえないもかもしれません。(逆説的な意味で)
そんなわけで戦極姫、取り敢えず一週目クリアしました。
天下統一する前に北陸及び北関東を制圧しているあたりでクリア条件を満たしてしまいエンディング。
この手のシュミレーションでは致し方ないことなのですが後半になるにつれどんどんと作業感が増していくのが辛かったです。特に京近辺で織田家と衝突して以降は文字通り無人の野を進むが如く。敵の兵がほとんどいない状態だったので戦うこともなくただひたすら城を落としていくだけでした。京から関東まで戦いらしい戦いは数回しかなかった気がします。
で、さらに問題なのはそんな作業プレイをしているにも関わらず肝心の女武将がガンガンと死にまくってしまう事なんですが。
この作品に登場する女武将、各当主周辺の一部を除けば基本的にモブの男武将と扱いがほとんど変わらないんですよね。違いと言えば仲間にしたとき逢いにいく事が出来るぐらいで、仲間にする手段もその他大勢と変わらないし、戦いで負ければ普通に切腹してしまいます。しかも自分の与り知らぬ所で勝手に戦って勝手に死んでくれやがるので仲間にしようと近くまで行ったときには既に行方不明なんて事がざら。ふざけてるのかと。結局仲間に出来た女武将は僅か五人のみ。他はみんな勝手におっ死んでいました。
このシステム作った奴はエロゲを作っている自覚があるのかと問い詰めたいです。女武将が腹掻っ捌いて誰が喜ぶんだと。
出来は三十年前のレベルとはいえ確かにシミュレーション部分は頑張っていると思います。しかし、そこで力を使い果たしたかのようなこの作品。肝心のエロゲ分が壊滅的では本末転倒です。お前らが作っているのはあくまでもエロゲだろうと。エロゲだからこそこんな大昔のシミュレーションでも一万円近い値段で売れるんだろうと。シミュレーション部分だけならこれよりはるかに出来のいい物が千円で手に入りますからね。
コンセプトは良かったと思うんですけどね。どう考えても実力が伴ってません。シミュレーション部分は使いまわしでそれ以外の部分をもうちょっと何とかしてくれればそれなり以上に優れた作品が出来上がると思うのですが……。というかぐらい遊べる戦闘システムが
真・恋姫無双に入っていればなんの文句も無い素晴らしい作品になると思うのですが。99%パーセント無理だという事は分かっていますが……。現実的なレベルとして真・恋姫無双の戦闘システムに望むのは初回からのスキップ機能の実装ぐらいでしょう。これさえあれば前作みたいな酷い出来でも文句言いません。