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夏色カナタ。一人目をクリアしての感想が「こりゃ、一ヶ月以内に販売価格四千円を切るな……」だったんですが、私の見通しがこの上なく甘かった事を先程思い知らされました。
発売一週間で既に四千円切ってるよおい! 内容を鑑みればさもありなんといった所ですが、真面目に新品で買っている身としてはたまったもんじゃありません。ふざけてんのかと。取り敢えず、もうよほどの事がない限りゆずソフトの作品は新品じゃあ買いません。というか、馬鹿馬鹿しくて買えない。
無論、エロゲに限らず物の値段と言うものは需要と供給の関係で上下する部分が大きいので安いからといってつまらないと言うわけではないのですが、夏色カナタの場合、供給過多+駄作のコンボで値崩れしてるんでしょうし。
まだ一人しかクリアしてないのであれですが、よくこんな物に一万円近い値段を附けて恥かしげもなく人様に売れたものだと。
攻略キャラが三人と少ないのはまあ許せるとしても問題はシナリオ。人数を加味しなくとも短いと言わざるを得ず、さらにその短いシナリオにしたところでもっと長く書くべきところを強引に短く纏めたような違和感を受ける代物でした。
序盤から駆け足で物語が進んでいくのが読んでいて実感でき、「ああ、後半で一波乱あるんだな」と直ぐにわかるのですが、そのエピソードが物凄く強引で唐突で適当。物語を進める為に無理やりキャラクターを動かしているのが露骨に感じ取れ物凄く不快でした。そのくせ内容はスカスカだし。なんでこんなに話を短くしたかったのか理解に苦しみます。
既に四千円を切っていると書きましたが、四千円でもまだ高いです。新品で三千円切って心と財布に余裕があったら買ってもいいかなぐらいの作品。
エロゲメーカー「規制云々以前に(Winnyなどの被害で)業界は風前の灯火…ほとんどのメーカーはいつ倒産してもおかしくない状態」 タイムリーにこんな記事がありましたが、夏色カナタみたいな作品が平気で出ている以上Winny使われてもしょうがないんじゃないかと。