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 真・恋姫無双のネタバレレビューです。
 感想はルート毎、なお順番はクリアしたものからになってます。

 呉ルート
 三国の中でも一番影の薄い呉ですが恋姫無双での扱いも例外ではありません。他のルートに比べて尺が短く冷遇されているイメージが拭えません。
 序盤はとにかく主人公が不快。この作品に限らずいきなり戦場に放り込まれた主人公の定番とでもいうのか、立場を弁えず身勝手な人道主義を振りかざす姿は見ていて気分のいいものではありませんでした。

 中盤までのメインヒロインであり、新規加入の孫策は史実では「趣味は戦争、特技は人殺し」といった感じのお人ですが、作中での孫策像もこれを踏まえた形になっています。それもあって序盤、平和ボケの主人公を窘めるような会話がよく出てきますがそんな中で印象に残ったのが「利」についての問答。韓非子にでも出てきそうなやり取りでしたがこの問答によって孫策の現実主義的な考え方が上手く表現されていたと思います。また蜀ルートで劉備に対して似たような問答をさせていることによって両者を対比させ劉備の偽善者としての側面を上手く表現する事にも一役買っていたと思います。ただまあ、普通に考えるとしたらこの役柄は孫策ではなく曹操のものだとは思いますが。

 メイン格のヒロインが途中退場するとあって三ルートの中ではシリアス度が高め。ラストも大団円といった感じでいい意味で一番無難なルートに仕上がっていると思います。私が発売前に予想していたものに一番近いのがこの呉ルートでした。
 一つ残念だったのはエンディングでの劉備達の処遇。乱世で最も裏切りを重ねた背反常無き男だった史実を意識してなのか、このルートでの(まあ魏ルートでも酷いですが)劉備一行の行動は孫呉にとって非常に腹立たしい物でありなぜこんな奴らと同盟を結ばなければならないのだと思ったのは私だけでは無いと思います。最後の決戦の相手は劉備達だと思っていたのにうやむやにされてしまったのが残念でなりません。
 そしてもっと残念だったのが大喬小喬の存在が完全に無かったことになっている事。人気無かったから仕方ないのかもしれませんがそれならもっと人気無かった張飛はどうなるんだ!?って話なわけで。前作と同じ立ち位置は無理だったかもしれませんが、何かしら違う形で登場させてあげて欲しかったです。

お気に入りキャラ
孫策・孫権・孫尚香・甘寧・張勲

 魏ルート
 魏・呉・蜀の三ルートの中でもっとも王道的で且つ完成度が高かったのがこの魏ルートでした。
 一言で言えば曹操の曹操による曹操の為のルート。とにかく曹操の存在感が群を抜いています。前作ではサドのレズキャラといったイメージが強かった曹操ですが、今作ではその辺が若干マイルドになり代わりに、主人公に自らの想いを素直に打ち明けられず、恋と覇道との間で揺れ動く不器用なヒロインとしての側面が強調されています。特に終盤での彼女の描き方は非常に上手かったと思います。

 ちなみに劉備、孫策、曹操の三国のトップの中でキャラクターが一番史実とかけ離れていたのが曹操だと思います。無類の女好きだったり政治戦闘料理までなんでもござれの天才だったりちびだったりするのは史実通りですが、正史などを読むと曹操はあんなまじめなキャラではなく冗談大好きなもっといい意味でふざけた人だったようで。史実通りだとキャラが濃すぎたのかもしれません。まあ、笑いすぎて料理の皿に顔突っ込むヒロインというのもどうかと思うので曹操はあのキャラクターでよかったと思いますが。 
 逆にちょっと残念だったのが戦いに対する曹操のスタンスが史実のそれと大きく違っていた事。マキャベリズムの権化のような曹操が正々堂々とした戦いを求めるというのはどうにも違和感があります。しまいにはそれで自軍を窮地に追い込むわけですし。不当に曹操の人間性が貶められた印象を受けます。
 蜀ルートなどに顕著なようにあまり三国志に詳しくないシナリオライターが多い中、魏ルートでは「曹操による橋玄の墓参り」や「夏侯惇に対する不臣の礼」といった三国志の中でもかなりマイナーなエピソードが挿入されていたのが好印象です。他のルートでもこういう風に原典のエピソードを上手く取り入れてデフォルメ出来ていれば良かったのですが。

 タイムスリップ物で主人公の知識で歴史の流れを変えるというのは定番中の定番ですが、その定番を唯一使えていたのがこの魏ルートでした。定軍山と赤壁での歴史への干渉は主人公北郷一刀の作中での一番の活躍どころと言っていいでしょう。よく言えば王道、悪く言えば月並みな展開ですがそれだけに燃えるものがありました。特に定軍山では夏侯淵の生死が終盤まで判別しなかったので尚更に。ただ、定軍山の戦いが最後の蜀との和睦に違和感を与える原因になってしまった印象も受けますが。
 ラストもまた王道中の王道でした。三ルートの中で間違いなく一番綺麗な終わり方をしてます。そこに持っていくまでの伏線の張り方や人物描写も見事でした。唯一難点を挙げれば残された華琳様が可愛そうだという事だけです。

 主人公が最も輝いていたのもこの魏ルートでした。前述の定軍山や赤壁に加え、楽進、李典、于禁の部下三人も魅力的に描かれており、彼女達三人の隊長としての主人公の成長も比較的上手く描けていたと思います。楽進、李典に関しては蒼天航路の影響受けすぎな気もしましたが。

お気に入りキャラ
曹操・楽進・李典・于禁・程昱・張遼

 蜀ルート
 総合的な出来で言えば三ルート中最低。ストーリーの大筋が前作と被る事もあって存在意義自体に疑問を感じてしまいます。
 ストーリー上の前作からの大きな変化は新キャラである劉備の参加。前作では主人公が劉備の立ち位置にいる事になっていましたが彼女の参加により主人公の役割が微妙に変化しています。
 その劉備に関しては強かで腹黒い偽善者と正史の劉備像に近い形のキャラクターになっており好印象。三国志演義を標榜しながら正史準拠なのは演義準拠の劉備だと面白みがなさ過ぎてヒロインとしてキャラが立ち辛いからでしょうか。個人的にはもう少し腹黒い部分を強調してもらいたかったところですが、メイン格のヒロインではあの程度が無難なところなのかもしれません。また、彼女の参入によって他のヒロイン、特に関羽の存在感が大幅に減ってしまっています。
 他、ヒロインに関しては元からの蜀陣営よりも他からの参入組に魅力的なヒロインが多かったです。ただ、どうしてもそういったキャラは陰が薄くなってしまうので残念。どうせなら蜀から独立した董卓軍ルートがあればよかったんですが。三国志最強の軍師である賈クがあの扱いではいくらなんでも可哀想。

 ストーリーに関してはさしたる盛り上がりもなく退屈そのもの。ストーリー自体シリアス色が薄いのもありますが、魏ルートや呉ルートのような物語の山場というものを作る事が出来なかったのが最大の問題だと思います。
 魏ルートでは赤壁での敗北を主人公の知識で回避する事が物語のターニングポイントになっていましたし、呉ルートでは逆に孫策を史実通りに殺すことによって孫策から孫権への孫呉陣営の継承物語が山場になっています。しかし蜀ルートにはそういった山場が見当たりません。蜀ルートでの史実との一番の大きな違いは赤壁で曹操が大敗し命辛々撤退するところでしょうが、これは史実での流れをあまり変えずに結果を派手にしただけという中途半端なもので正直盛り上がりに欠けました。
 この辺はストーリーを中途半端に史実に合わせようとした弊害でしょう。史実では劉備一行は公孫讃、呂布、曹操、袁紹、劉表と各陣営を負け続けながら転々とし、その後益州と荊州の一部を占領して独立するのですが、確かにこの中でクライマックスないしターニングポイントを作るのは難しかったと思います。もし蜀ルートで魏ルートの赤壁のようなターニングポイントを作るとしたら荊州での関羽の敗死を回避させるか夷陵の戦いでの大敗を回避させるといったところでしょうが前者だと呉が裏切るのが必要不可欠ですし、後者では関羽か張飛の最低どちらかが死んでいないと前提条件が成立しないので作品の色的にこれらも難しかったのでしょう。まあ個人的には張飛だったら殺しても良かったと思いますが。

 前作では史実の流れを変えるイレギュラーな存在としての左慈達がいたのですが今作にはそれも無し。代わりに終盤で異民族が侵攻。みんなで力を合わせて撃退してめでたしめでたしという強引過ぎる終わり方をしています。正直、エンディングへの流れに関してはシナリオライターが考える事を放棄したとしか思えません。
 蜀ルートで史実を重視するなら思いっきり悲壮な物語にするか、それが無理ならもっと早々に史実からの流れの分岐点を作った方がよかったと思います。

お気に入りキャラ
劉備・呂布・陳宮・賈駆・董卓


 その他
 バトルパートに関しては前作よりはまともになったと言っていいでしょう。ただ、難易度が低い為緊張感といったものは殆ど無く、戦闘も防御してから奥義を出せばほぼ勝てると言った単調な物でしかありませんが。それと今回、露骨に三国志大戦の影響を受け過ぎです。また、二周目からはコンフィグで戦闘のオンオフを決められると嬉しかったですが。
 テキストに関しては前にも書きましたが前作と同様、あまり三国志に詳しくないシナリオライターが多く参入しているのか語彙を取り違えていたり、時代を無視した言葉が多く出てきて辟易します。別に「史実と違う!」なんていちゃもんを附ける気はありませんが、原作をきちんと理解していて崩すのと最初から知らないのとでは全く話が違います。そもそも歴史といったところであの時代の歴史書なんて作り話が多くを占めていますし。問題はその作り話がきちんと事実に服しているかか否かなのですから。
 キャラクターに関しては確かに大幅に増えて豪華になりましたがその分一人一人の尺が減ってしまっています。無論新規参入キャラの中には魅力的な娘が沢山居るんですがさすがにちょっと増やしすぎだったんじゃないかという印象が強いです。漢ルートとか入れるよりその辺配慮して欲しかったと思います。
 前作は完全にキャラゲーといった印象でしたが今作は魏ルートの出来が優秀なお陰で確実にそれ以上の存在になれていると思います。曲芸商法と揶揄されそうですがこれからも続編を作り出して欲しいと思える出来でした。取り敢えず華琳様に幸せを!
「穹をクリアしてしまったら他のヒロインのルートをプレイする事なく放置することになりそうだから」という理由で大本命の穹シナリオの攻略を一番最後に回した私ですが、その考えは当たっていたものの、行動そのものは間違っていた気がしてなりません。どう考えてもわざわざフルコンプする必要のない作品でしたから……。
そんなわけで「ヨスガノソラ」大本命の穹シナリオです。Hシーンが他のヒロインより多かったり、初回プレイ時には攻略不可という縛りがあったりと色々と優遇されている穹ですが、シナリオ自体も他のヒロインに比べて力が入っているのが見て取れます。また、出来そのものも他のヒロインより一枚上。もっとも、それはあくまで「ヨスガノソラ」という作品の中での話であって他の作品と比べた場合には精々平均点程度の出来でしかないと思いますが。穹シナリオはあくまで穹というヒロインの魅力によって支えられ成り立っているものだと思います。ですから、穹に魅力を感じない人にはなんの価値もないシナリオかと。

 さて、そんな穹シナリオで私が一番に感じたのは物足りなさでした。何が足りないかというと穹の病みっぷりだったりします。
 「ひぐらしのなく頃に」のレナや「未来日記」のに代表されるように刃物を振りかざすヒロインイコールヤンデレとの認知が広くなされている昨今、流血に頼らずにヤンデレと呼べるヒロイン像を提示したヨスガノソラには非常に好感が持てますが、残念ながら尺に物足りなさを感じてしまいました。
 ヤンデレとしての穹の魅力が如何無く発揮されるようになるのは穹が悠に抱かれて以降です。悠と相思相愛である事を知った穹は誰憚る事無く感情のままに悠に接するようになります。それは自分たちの関係が周囲にばれる事を危惧する悠とは対照的であり、この純粋な悠への愛情こそが穹をヤンデレとして成り立たせています。
 そんな穹によって周りに自分たちの関係がばれる事を危惧しながらも、肉欲に抗えず穹との関係を続けていく悠。視界を悠だけで埋め尽くす穹と穹への愛情と世間体の間で揺れる悠。そんな二人のコントラストがシナリオの一番の肝だったと思います。
 しかしそんな二人の関係は思いのほか早く破綻してしまいます。正直、この二人が結ばれてから周囲にばれて破綻されるまでの時間が短すぎた気がします。この辺もっと尺をとってゆっくりと穹の肉体におぼれていく悠の姿を描いていって欲しかったというのが正直なところ。堕ちるなら出来るだけ高いところから落ちた方がインパクトがあるというものです。
 周囲にばれてからはエンディングまであっというまでした。一気にヘタレ化して日和見に走り穹を拒絶する悠。その後はまあお決まりの展開で穹が行方不明になり悠が見つけてめでたしめでたし。待ちに待ってついに出てきたメインディッシュなのにそのあまりの量の少なさに愕然です。オチなんて端から期待していないので過程だけでもキチンと書いてほしかったです。切実に。
 意図したわけでもないのに巨乳組から順番に攻略している事に気づいた今日この頃。ということでヨスガノソラレビュー三回目はメイドこと初佳シナリオです。
……の予定だったんですが書いている途中で断念。初佳シナリオもこの後に書く予定だった瑛シナリオもわざわざ書くような内容が乏しくて書いたとしても前回、前々回と似たような事が大半を占めてしまうんですよね。
 特に初佳シナリオは全体的にシナリオが薄っぺらいこの作品の中でもトップクラスの薄っぺらさを誇ります。わざわざ攻略キャラにする必要があったのか疑問を感じる程度に。成り行きでHしました。付き合うことになりました。昔の男が出てきて動揺しましたが雨降って地固まるでした。めでたしめでたし。
 初佳シナリオこれで終わりです。どないせいと。別に起伏の乏しいストーリーが悪いとは言いませんがそういうシナリオで面白いものを書けるほど力量のあるライターじゃないんですよね。大仰な設定や奇想天外な展開でも用意しておけば中身スカスカのシナリオでも誤魔化しが効くし勢いだけでなんとかなりますが、こうも平坦なお話だとそれも難しいですし。
 あとこのシナリオは親友キャラの一番の見せ所だったっぽいんですがそっちもいまいち。普段のウザさとシナリオでの見せ場のバランスが取れておらず結局ただのウザいキャラのまま。こんな男と友人やっていられる主人公は人間が出来すぎていると思います。

 瑛シナリオはそれに比べたらまだまとも。肝心の出生時のエピソードの話の作り込みが多少甘い気はしましたが。あと中盤露骨なミスリードが多すぎ。
 残念だったのはメイン格(と思われる)ヒロインだったのにキャラクターがいまいち薄い事と過去の主人公とのエピソードが意外と少なかった事。主人公との過去のエピソードは結局出生時のエピソードの伏線以上の意味が無かったわけですが、この辺もう少し内容を膨らませていたらと思います。
 キャラクターに関しても一応常に笑顔を貼りつかせているある意味「怖い」キャラクターをアピールしていましたが、それって穹と微妙に被っている上に向こうの方がインパクト強いから完全に食われてしまっている印象です。まあ、穹が真ヒロインなので致し方無いといえばそうなのですが。
 まあ、穹が居てくれてよかったね、瑛がメインヒロインじゃなくてほんとよかったねというお話。穹のおかげで売上随分と変ったんだろうなあ……。
 例によって価格がすごい勢いで暴落しているヨスガノソラ。予約して買ったことを若干後悔しつつレビュー二回目です。
 二週目からは選択肢が増えて穹ルートへ入れるようになりますがスルーして一葉ルートへ。どう考えても穹ルートを先にプレイしてしまうと他のルートプレイする気が無くなるので。
 で、お嬢こと一葉ルートですが、最初に気になったのは鈴平氏の書くキャラクターの手だったり。昔からこの人、何故か手を描くのが下手なんですよね。些細と言えば些細な事なんですが結構気になりました。

 シナリオは一言でいえば退屈のひとこと。全体的に盛り上がりに欠け、気づいたらエンディングを迎えていたとかそういうレベルです。何が一番問題かというと恐らくは単純に短すぎるんですよね、話が。個別ルートに入ってからの大きなイベントが海水浴とお祭りぐらいしかありませんし、その二つにしたって特別大きな盛り上がりがあるわけではありません。しかも別段面白いわけでもない。もうちょっと話に落ちをつけるなりなんなり出来なかったのかと考えてしまいます。
 また、このルートでは一葉と瑛が姉妹である事が判明するのですがそれも扱い方がいまいち。というかありきたり。瑛が二人に気を使って距離を置くようになるのはまだ良いとしてもその後の瑛の為に一葉が別れを切り出す→瑛の仲介で仲直り。な展開はどうなのかと。(瑛が一葉にキスをしたところではちょっと期待しましたが)
 そして最後がまた唐突。それまでほとんど話題に出ていなかった一葉父と瑛の関係に主人公が口を出すわけですがなぜ突然そんな事をするのかプレイしていてさっぱりでした。それまでの話の流れに全然沿っていない感じで。まあ、このシナリオで一番の問題は穹の出番が少ないことなんですが。途中、主人公と一葉の関係に気づいているような素振りを見せていたのに最後まで結局出番は回ってこなかったし。

 全体的に何か、書きたいことだけを並べてそれらを無理やりくっつけたような違和感を感じるお話でした。他にも明らかに後から附け足したような箇所があったりで、もしかしたら途中でプロットを大幅に弄ったのでは?なんて印象を受けました。
 散々文句を言ってきましたがそこまで悪いわけではなかったと思います。テキストは面白くはないですが不快というほどでもなく良くも悪くも凡作という言葉の似合うシナリオでした。
 ヨスガノソラ一人目クリアしました。以下、ネタバレを含みます。
 どうも選択枝一つでルートが決定してしまうらしく一周目は意図していなかった依媛奈緒ルートに突入。
 でまあビジュアル的には要らない娘の眼鏡ですが、雑誌などに掲載されていたCGによると、この眼鏡どうも穹と修羅場っぽい展開があるみたいなのでそこにだけ期待してレッツプレイ。
 が、結論から言えば私がもっとも期待して、尚且つこのルートのクライマックスでもある穹と奈緒の修羅場は非常にお粗末な出来でした。
 何がお粗末かと言うと色々あって一言では言えないのですがまず演出が微妙。BGMにいまいち緊迫感がなく場の雰囲気を盛り下げます。穹の台詞も微妙。相手は兄を過去にレイプした事があって(しかもその現場を見せ附けられている)一方的に奈緒を責める穹ですが声を荒げて詰め寄るためいまいち迫力に欠けます。個人的な意見ですが修羅場で女が相手を責め立てる場合激昂して怒鳴り散らすよりも冷静に静かに言葉で責める方が迫力が出ていいとおもうのです。同じくCUFFSの作品であるさくらむすびなんかそんな感じでしたし。(あの作品の場合声が無いというのもありますが)
 そして修羅場後の展開もかなり微妙。結局無理矢理兄を連れて逃げようとする穹を主人公が説得して終了。奈緒とも仲直りの展開はねえだろうと。あれだけ執着していた兄をしかも相手は過去にレイプした女なのにあっさり許すとかわけ判りません。しかも過去の事件が元でギクシャクしていた奈緒の家庭も実は奈緒が心配だったからで主人公との仲も認めてめでたしめでたしとか馬鹿じゃないのか!?なんだその安っぽい展開は。これでエンディングなんだから救われません。
 プレイしている最中は修羅場展開になった時点で穹が死ぬか殺すかするものだと思っていました。奈緒と兄妹の関係、それと何より穹の性質的にそうでもしないと収集つかないし間違ってもハッピーエンドなんて望めないんじゃないかと。なのでなんの山場もなく単に説得して終了というのは正直受け入れがたい展開でした。
 穹のヤンデレっぷりに期待していた私にとってどうしようもなく不完全燃焼だったこのルート。全体的に話の展開なども錬り込みが甘くあまり褒められたものではありませんでした。過去に主人公をレイプした奈緒と何も知らずそれを見ていた穹との関係は設定としては色々と想像力を掻き立てられるものでもっと面白い展開にも出来たと思えるだけに残念でした。
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